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図1は、正方形で分割された長方形です。
ただし、正方形の中の数は
その正方形の1辺 の長さ (単位は cm) を表しています。
この分割された長方形から、以下のような手順にしたがって、
点を矢印つきの線 (以下では、この線を「矢印」ということにします)で
結んだ図形 (図4)を作り ます。
最後にできたこの図形 (図4) を
「長方形の分割を表す経路」ということにします。
【「長方形の分割を表す経路」を作る手順】
①図1のそれぞれの縦線の真ん中に点をとり、
図2のように左にある点から順にA、B、C、・・・ と名前をつけます。
②各正方形について、左の辺を含む縦線の真ん中の点から
右の辺を含む縦線の真ん中の点へ向かう矢印をかき、
その近くにその正方形の中の数を移します。(図3)
③もとの長方形、正方形の辺の線をすべて消します。(図4)
矢印の近くに記入した数を「矢印に対応する数」ということにします。
(1)矢印に対応する数の間にはいくつかの法則があります。
その1つは、1つの点に注目したとき、
その点に入ってくる矢印に対応する数の和と、
その点から出ていく矢印に対応する数の和は必ず等しくなることです。
例えば図4で、点Cに入ってくる矢印B→C、A→Cに対応する数の和 3+16と、
点Cから出ていく矢印C→D、C→Eに対応する数の和7+12は
ともに19になります。
この理由を表した文は、次の (い)、(ろ)のどちらですか?
(い)1つの縦線と辺が重なっているすべての正方形について、
その縦線の左側にある正方形の中の数の合計と
右側にある正方形の中の数の合計が等しいから。
(ろ)1つの横線と辺が重なっているすべての正方形について、
その横線の上側にある正方形の中の数の合計と
下側にある正方形の中の数の合計が等しいから。
次に、図1とは別の、正方形で分割された長方形を考えます。
同じ手順にしたがってその長方形の分割を表す経路を作ると、
図5のようになりました。この図について、以下の問いに答えなさい。
(2)空らんア~カ はそれぞれ矢印に対応する数を表しています。
これらの空らんに当てはまる数を答えなさい。
(3)図5におけるもとの長方形の縦、横の長さを答えなさい。
(4)下のの長方形は(3)で縦、横の長さを求めたもとの長方形を表しています。
この長方形に図5で表された正方形による分割をかきこみ、
それぞれの正方形の中にその1辺の長さを表す数を書きなさい。
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