1910年に来たハレー彗星
1910年4月20日のハレー彗星は、比較的地球に接近した。
発見当時の光度は約16等だったがその後明るくなり、翌1910年2月に8等級、3月に7等級となり、4月に2等級となり、8度ほどの尾を見せた。5月11日には最も明るく、0.6等となり、尾はさらに長くなり、5月21日には120度となった。
夜明けごろに観測されていたのが、21日以後は夕方西方に現れ、光度、尾の長さともに次第に減じ、7月に7等、尾の長さ2度となり、翌年1月に13等級、4月に15等級となり、1911年7月11日の写真に現れたのを最後に見えなくなった。この時、太陽からの距離は約8億3000万km。
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天文ソフトCelestiaで1910年の夜空をシミュレート。
音楽はクラシック名曲ライブラリーから、
フォーレ:組曲《ドリー》から 第1曲 子守歌 より
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